大阪府で急増する性感染症

大阪府で急増する性感染症の要因としては2つの理由を挙げる事が出来ますが、一方については決して悪い理由ではありません。

そもそも大阪府は一部地域において、嘗て遊郭に該当する施設が発展していた地域です。
そうした事から性感染症に関する啓発等は早くから進んでおり、検査施設が整っていて数も多い事から検査を受け易い状況にあります。

こうした状況がある事で結果的に性感染症と特定される患者数が多くなっている訳であり、急増の一因とも見られています。
但し潜在的な患者を特定に至らせる事で治療に及ぶ事が期待出来る訳ですから、これは悪い事では無いのです。

寧ろもう1つの理由の方が大きな問題を孕んでいると言えます。
それは大阪府においては、一部の性病における薬剤耐性菌の比率が高い事です。

前述のように早くから啓発が進んだ大阪府では治療行為も他地域より先駆けて行われています。
基本的に抗生物質の投与がその治療の中心となりますが、累積の治療件数が多くなっている事で比例するように薬剤耐性菌の比率も高まっているのです。

その為、近年では治療に使用する薬剤の種類が限られつつあると同時に、治療期間も長期化する傾向があります。
これによって大阪府では累積の患者数が多く成り易い状況が整ってしまっており、性感染症の急増と捉えられる一因となっているのです。