霜降り明星・粗品主催、「ツッコミスター」第一回王者はまさかの伏兵!
フジテレビ系列にて23日、霜降り明星の粗品が考案した新たなお笑いコンテスト『ツッコミ芸人No.1決定戦 ツッコミスター』が放送され、ママタルトの檜原洋平が見事に初代王者の座を勝ち取った。

この大会は、ひな壇や漫才での脇役と捉えられがちなツッコミ担当芸人実力に光を当てる、これまでにない切り口の賞レースだ。もともとは粗品が自身のYouTubeチャンネルで主催していた『ツッコミマン』という企画であり、今回はその舞台を地上波テレビへとスケールアップさせて開催された。
出場者の選定から出題、審査に至るまで、すべての権限を粗品が1人でプロデュースしている。

大会の意義について、粗品は「近年、お笑いも進化しまして、ツッコミがお笑いをもぎ取るぞと。何もボケていないものに対しても、ツッコミが笑いを取れてしまうという、ツッコミの豪腕な引力を高めに高めて優勝者を決めようじゃないかということで開く大会です」と語り、ツッコミという技術の持つ破壊力への期待を口にした。

大会には、前年のM-1グランプリ王者であるたくろうの赤木裕や、オズワルドの伊藤俊介、エバースの町田和樹といった実力派が顔を揃えたものの、次々と敗退する波乱の展開となった。
ファイナリスト6人のうち、檜原洋平を除く5人が主要な賞レースで決勝の舞台を踏んだことがないという異例の顔ぶれとなり、檜原洋平も「2000年以降のテレビの中で今、最も渋いメンバーがテレビに出ているという。この、お笑いに一石を投じたいです」と並々ならぬ闘志を燃やしていた。

実力者が苦戦を強いられる過酷な状況下で、檜原洋平は自身の代名詞とも言えるワードセンスが光る長尺ツッコミを武器に圧倒的な存在感を放った。

予選Aブロックでは、9784520という単なる数字の羅列に対して「『なんでも鑑定団』で、1の位からおっ?となる、リアクションむずい鑑定結果か!」と言い放ち、粗品から最高評価であるゴールデンスターを獲得。
これには粗品も手を叩いて大絶賛した。

続く準決勝では、歪な形をしたガタガタの角張った図形というお題に対し、「職業体験で、板金工場に行って来た中学生が、帰ってお母さんに見せた、よく分からんけど加工させてもらった金属か!」と、情景が浮かぶストーリー仕立てのツッコミを披露してスタジオを沸かせた。

最終決戦は、ゼロカランのワキユウタとの一騎打ちとなった。檜原洋平はMCを務める粗品の背後に回り込むと、粗品が着用していた独特なメタリックパープルの衣装をターゲットに設定。
「お金持ちのおばさんがお墓参りに行く時の、線香やろうそくを入れるトートバッグか!」と痛烈な一撃を浴びせた。このフレーズが決定打となり、粗品は「おめでとう〜!」と叫んで勝利のゴールデンスターを認定した。

優勝を祝福する銀テープがステージに舞い散る中、檜原洋平は「まさか俺がツッコミスターになれるとは」と感無量の表情を浮かべた。審査員の粗品も「間の技術とか、声量とか、音程とか、言い方とか、パフォーマンスで優勝ということになりました」と、その卓越した技術を褒めちぎった。

星の形をあしらった特製の優勝バッジを贈呈された檜原洋平は、「これ付けてM-1に出よう」と語り、次なる大舞台への意欲を示して大会を締めくくった。

参戦したメンバーは、Aブロックが赤木裕(たくろう)、伊藤俊介(オズワルド)、檜原洋平(ママタルト)、町田和樹(エバース)、村田大樹(ド桜)、ワキユウタ(ゼロカラン)。Bブロックがガク(真空ジェシカ)、さくらい(三遊間)、谷拓哉(パンプキンポテトフライ)、森本晋太郎(トンツカタン)、新山(さや香)、前田龍二(シモリュウ)という、現代の劇場やお笑いシーンを牽引する強者たちが集結し、火花を散らした。
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